京都府立医科大学 眼科学教室

第2回KPUM&Friedrich-Alexnder-University Erlangen-Nurnberg Collaborating Conference

海外交流

第2回KPUM&Friedrich-Alexnder-University Erlangen-Nurnberg Collaborating Conference

第2回KPUM&Friedrich-Alexnder-University Erlangen-Nurnberg University Collaborating Conferenceが昨年11月2日より2日間、京都府立医科大学・青蓮会館で開催されました。第一回目は2006年にドイツErlangenで開催され、Erlangen-Nurnberg大学がホストとなり我々を迎えてくださいましたので、今年度は我々がホストとなり、Erlangen-Nurnberg大学より8人のメンバーを迎えました。Collaborating Conferenceに先がけ、Erlangen-Nurnberg大学の先生方には大学外来・研究室・病棟、さらにはバプテスト眼科クリニックなどを見学していただきました。当大学において施行しています口腔粘膜移植時に用いる口腔粘膜シートを作成するための口腔粘膜採取・培養方法などの手技を実際に見ていただき、技術交換の場としても大成功を収めることが出来ました。

Collaborating Conferenceは山岸久一学長の挨拶で幕があけ、両大学より2日間で合わせて23名の演者が発表し、それに対して内容の濃い討論が大学間で行われました。今回の交流目的は討論会などの知識交換はもちろんなのですが、実際の臨床における技術交換の場としても、有意義な時間をお互いの大学で共有することでしたので、これも皆様の協力のおかげで大成功を収めることが出来ました。特に本学歯科の雨宮先生には口腔粘膜採取時に貴重な時間を割いてくださり、感謝しております。また私が今回のCollaborating Conferenceを通して思ったことは、当大学の若い先生方が積極的にErlangen-Nurnberg大学の先生方に話しかけ、臨床に関する討論や世間話をしていることでした。このようなことも、Erlangen-Nurnberg大学の先生にはあたたかいおもてなしになったと思います。

本年ARVOでErlangen-Nurnberg大学のKruse教授やCursiefen講師、昨年11月に京都に来られた先生方に再会し、その先生方から再度沢山の感謝の言葉を直接いただき本当に大成功であったと実感しました。第3回は来年、ドイツで開催予定となっておりますので、今後もさらなる共同研究などに向けて意見交換をしていく予定です。

(文責:丸山和一)