京都府立医科大学 眼科学教室

学生教育

現在既に医師免許をお持ちで、京都府立医科大学眼科で私たちと共に臨床・研究を行うことを希望されるかたは、web@koto.kpu-m.ac.jpまでご連絡下さい。
(履歴書をお送りいただいた後、面接日の相談をさせていただきます)

なお、当科の見学希望や入局に関する質問なども上記アドレスまでお送りください。

京都府立医科大学眼科学教室への入局を希望される方へ

京都府立医科大学附属病院 研修医募集について
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学生教育

豚眼を用いた白内障手術実習

府立医大学生に対する眼科学の講義は、3回生の再生医療に関する総合講義(眼科1講義を含む5講義)から始まります。4回生2学期から5回生1学期にかけて行われる系統講義では眼科医療の現状と将来の方向性、ならびにその魅力を伝えることを目的として、各スタッフが力を込めた講義を展開しています。

眼は小さな臓器ですが、ヒトは必要な情報の80%を視覚から得ています。この繊細かつ高度に分化した眼球の構造としくみを学び、眼科基本検査、眼疾患の診断と治療についての理解を系統講義で深めていきます。当科では角膜、網膜、緑内障、眼形成、視機能と各分野の専門家がそろっており、眼科のほぼすべてを網羅する系統講義が可能です。

さらに5回生の春からはいよいよ臨床実習(ポリクリ)が始まります。前期ポリクリでは手術見学、外来見学、各分野の専門家による基礎から臨床までの講義をはじめ、実際の眼科検査を経験したり、豚眼を使用した白内障手術実習を行います。手術顕微鏡下で水晶体を超音波乳化吸引し、眼内レンズを挿入する一連の白内障手術を体験しています。また、後期ポリクリでは、指導医とともに入院患者を担当し、術前検査、手術、術後診察といった一連の診療を経験し、眼科診療の基本的な考え方を習得します。

6回生のクリニカルクラークシップでは、教官の指導のもとに入院及び外来患者の診断と治療に関わり、眼疾患の理解をさらに深めるとともに、医師としての患者とのコミュニケーションを学びます。

こうして眼科臨床の最前線を経験することによってそれまで教科書から得た机上の知識を生きたものとして身に付けてもらいます. 医師過剰が叫ばれ、医師国家試験も選抜試験になる可能性を秘めている昨今、自ら学ぶ姿勢を重視し、問題解決能力を伸ばすような教育を心がけたいと考えています。